CFP資格審査試験の「タックスプランニング」に合格しました

滋賀の弁護士の安田です。

私は、日本FP協会が資格認定しているAFP資格を持っております。
以前はAFP資格より上の資格を取るつもりはありませんでした。
しかし、よりFPについて深く勉強したいと思ったことから、
今はAFP資格より上の資格であるCFP資格を取るため、CFP資格審査試験に挑戦しております。

CFP資格審査試験では6課目に合格しなければなりません。
私は、6課目のうちの3課目(「不動産運用設計」、「相続・事業承継設計」、「リスクと保険」)に合格しておりました。
先日、「タックスプランニング」の課目の試験を受け、合格しました!

法律では、弁護士は当然、税理士の事務を行うことができると定められています(弁護士法3条2項)。
しかし、所得税法・法人税法といった租税法を勉強しなくても、弁護士になれます。
私は、弁護士になる前に租税法を勉強したことはありませんでした。
弁護士になってからも必要な範囲で相続税法などを勉強することはありましたが、
税理士業務を行うレベルにはほど遠いレベルです。

試験に合格するという目的であれば、過去に出た問題をひたすら解くという勉強方法が有効だと思います。
しかし、私には、単に試験に合格するのではなく、所得税法や法人税法についての基本的知識を得たいという目的があったので、
あまり問題を解かずに本を読むという勉強方法をとりました。
佐藤英明先生の「プレップ租税法」や「スタンダード所得税法」という本がいい本だったので、
仕事の合間に本ばかり読んでしまいました。

結果として過去に出た問題をあまり解かずに試験に臨むことになりました。
出題数50問のうち33問正解が最近の合格ラインであったところ、31問しか正解できなかったので、
合格発表の日までは落ちたと思っておりました。
しかし、今回は27問正解で合格とのことであったので、なんとか合格できました。
税理士業務を行うレベルにはほど遠いですが、以前よりは租税法に関する知識が増えたと思いますので、
試験勉強で得た知識を今後の業務に活かしていきたいです!