決算書の読み方についての資格試験

滋賀の弁護士の安田です。私は、弁護士として、大きな会社から依頼を受けたことはありません・・・。
10年以上前に日商簿記検定2級を取りましたので、簿記に関する知識は多少ありました。
(今の2級は私が取ったときより難しいようです!)
また、FPについての資格を取る際に、PBR、PER、ROE等の分析指標についても勉強しました。
ですが、会社の決算書の読み方をしっかりと勉強したことはなかったので、勉強したいと思っておりました。
少し前に経験豊富なFPの方の研修を受けて、「会社決算書アナリスト試験」や「ビジネス会計検定試験®」があることを知りました。

会社決算書アナリスト試験

こちらの試験は「一般社団法人資格教育推進機構」が行っている試験です。
この試験用のテキストとして、ネットスクール出版から「決算書分析の方法と論理」という本が出ています。
(私が持っているのは第4版ですが、今は第5版が出ているようです)
このテキストでは、カルビー株式会社の決算書をもとに解説がされています。
(ちなみに私はポテトチップスが大好きです!)
このテキストの「はしがき」には、
他に生産手段を持たない人にとっては、金融資産の管理は長寿社会に生きていくための最後の砦になる
といったことが書かれており、単なる資格試験の勉強を超えた熱い気持ちが伝わってきます。
そこで、この試験を受けようと思ったのですが、

ウェブサイトを見ても、いつどこで試験が実施されるのかが、よく分かりません。
ですので、この試験を受けることはあきらめました。

ビジネス会計検定試験®

こちらの試験は「大阪商工会議所」が行っている試験です。
1級から3級まであります。
1級は受験者も合格率も低いですので、相当難しいのだと思います。
私は、今まで多少は決算書の読み方を勉強していたので、いきなり2級を受けることにしました。
この試験用のテキストとして、中央経済社から公式テキストや公式過去問題集が出ています。
私は公式テキストを読んで勉強しました。
公式テキストには、たくさんの分析指標が載っています。
ただ、私はさきほど述べた「決算書分析の方法と論理」を先に読んでおり、この本が好きでした。
なので、この本に載っていない分析指標(正味運転資本、ネットキャッシュ等)は重要度が低いと考え、軽く流しました。
過去問としては、「大阪商工会議所」のウェブサイトに載っているものと、TAC株式会社の「模範解答集」を利用しました。
公式過去問集をやる時間はありませんでした。
この試験は試験時間には余裕があるように思いますので、時間を測って過去問をたくさんやる必要はないように思います。
結果として100点満点中84点での合格(70点以上で合格)となりました。


今後、1級を受ける予定はありませんが、「会社決算書アナリスト試験」は受けられるのであれば、受けたいと思っております。